セドナの4大ボルテックスの一つ「エアポートメサ(Airport Mesa)」をご紹介します。
エアポートメサは、4大ボルテックスの中で、セドナ中心部から最も近い場所に位置し、自動車で30分もかからず、手軽に行けるスポットです。
「エアポート(Airport)」はご存知の通り空港の意味です。「メサ(Mesa)」はスペイン語で「テーブル」の意味があり、テーブルのように平らに広がっている台地のことを指します。
実際、エアポートメサは、遠くから見ると、台形のような形をしている丘でテーブルを連想することができます。そして、エアポートメサのとなりには、プライベートジェット機やヘリコプターが離着陸する本物の空港(セドナ空港)があります。
これが、エアポートメサと呼ばれている理由です。
エアポートメサは、先ほども書きましたように、平らな台地となっているため、他のボルテックスのような急斜面や崖も少なく、近くの駐車場からは、気軽に歩いても、たどり着くことができます。
そこは、周辺に大きな障害物がなく360度を見渡せる場所です。視界全体にセドナのレッドロックや街並みが広がる、まさに、大パノラマです。
エアポートメサ以外のボルテックスであるカセドラルロックやベルロックや、コーヒーポットと呼ばれているレッドロックなど、とても壮大な景色が広がります。
ここから眺めることができるスポットとして、特に話題に上るのは、「サンダーマウンテン」です。これは、ディズニーランドのアトラクション「ビックサンダーマウンテン」のモデルになった場所と言われています。
さらに、色々な形に変化していく雲、そこから差し込む太陽の光の筋など、本当に気持ちのよい空間がそこにはあり、心からリラックスすることができます。
このように、エアポートメサは、日中でも十分に綺麗な景色を眺め、リラックスすることができますが、おすすめ時間帯は、サンライズ(日の出)と、サンセット(日の入)です。
サンライズの時間帯には、太陽の光が増し、空が少しずつ明るくなってくるのと同時に、赤みが徐々に増していく風景を、 また、サンセットの時には、空が徐々に暗くなるにつれ、レッドロックの麓が暗闇につつまれ、頂上部分のみが赤みがかっている神秘的な景色を、 それぞれ見ることができます。
空と周囲の景色の色が刻一刻と変わる続ける光景は、本当に美しく、大きなエネルギーと癒しを感じることができます。
この景色や光を背景に自分の写真を撮ってみると、まるで、体から本当にオーラが出ているような、非常に雰囲気のある写真になり、良い記念にもなります。
体を少し動かし、壮大な景色を眺めて、心身ともにパワーをチャージした後、(特に早朝にエアポートメサに登った場合は、)お腹が減る方がほとんどではないでしょうか。
そんな時は、すぐそばにあるセドナ空港内のレストランで朝食をとるのも良いでしょう。食事が美味しいのはもちろんですが、ここからの眺めも非常に良く、カセドラルロックなどを眺めながら食事ができます。また、普段はなかなか見ることができない、プライベートジェットにも出会えるかもしれません。
そんなエアポートメサは、男性的なエネルギーが強く、未来の自分の姿をイメージして力強く前進するパワーを受け取ることができる場所であると言われています。そして、このエネルギーが最も強く発生している場所は、エアポートメサ頂上から少し下ったところにある、原住民からは「エアポートノール、エアポートボルテックス」などと呼ばれている小さな山の周辺とのことです。ここにも、それほど体力を使わずに歩いていくことができるので、余裕があれば訪問し、エネルギーを体感してみて下さい。
エアポートメサから発せられるエネルギーと、サンライズやサンセットの時の神秘的な雰囲気を感じながら、瞑想やヨガをする人は、とても多いです。
冒頭でも述べましたが、街から近く、比較的平坦で登りやすいエアポートメサは、早朝瞑想にも最適な場所であり、滞在期間中、毎日、サンライズの頃に合わせてエアポートメサに登り瞑想する人もいるそうです。
日の出の後しばらくは、大地が暖められるためか、風が吹いていることが多く、暑い時期でも、涼しい環境で、最高の瞑想ができるとのこと。
また、エアポートメサでは「ナイト ヨガ」も行われています。これは、月が出ているタイミングで行われる企画で、月明かりに照らされ、普段よりもさらに幻想的な姿でそびえ立つレッドロックを見ながらヨガを行うというものです。
月光を浴び、神秘的な空気を吸いながら、ゆっくりと体をほぐしていきます。リラックスした体と心に、エアポートメサのエネルギーが充填され、生まれ変わるような感覚が味わえるかもしれません。
何か悩みを抱えている方は、ぜひエアポートメサを訪れて、物事を前進させようとする男性的なパワーと、サンライズやサンセット時の何とも言えない雰囲気を感じてみましょう。