セドナの有名な教会である、「チャペル オブ ザ ホーリークロス（Chapel of The Holy
Cross）」をご紹介します。
チャペル オブ ザ ホーリークロスは、レッドロックの岩山の上に建てられたローマ カトリ
ック教会の礼拝堂です。
特徴は大きく次の３つです。
「建物の立地とデザイン」、「眺望」、「ボルテックスパワー」
1 建物の立地とデザイン
この教会は、レッドロックの山の中腹、高度60m付近にある岩盤の上に建てられています
。
建物のデザインは、文章で表現するのがなかなか難しいくらい、非常に独特で印象的です
。
特に、礼拝堂の大きな窓と、礼拝堂の下の岩盤を貫くように伸びた、高さ30mにもおよぶ
柱は、水平に伸びる窓枠部分と合わせて、巨大な十字架を形成しています。
そして、直方体の建物の外壁は、岩盤に食い込んでいるかのように、レッドロックの一部
となっています。この建物を外から眺めると、青い空と赤い岩盤、そして白い礼拝堂が一
体となり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
礼拝堂の内部は、ヨーロッパの教会とは違い、華美な装飾がなく、とても簡素に作られて
います。「礼拝堂の白い壁」、「十字架を形成する柱」、そして、「セドナの絶景が広が
る大きな窓」だけで構成されていると言っても、言い過ぎでないほどです。
ここは荘厳な空気が漂っており、「いつまでもここで座っていたい！」という方も多いそ
うです。ここでは、礼拝が定期的に行われます。イースターやクリスマスなどには、教徒
の方で一杯になるそうです。また、月曜日の夜には、だれでも参加できる短時間の礼拝が
行われていますので、タイミングが合えば、参加されてみてはいかがでしょうか。
この独特な礼拝堂は、地元の牧場主で芸術家のマーガレット・ブルンスウィヒ・ストード
氏が、エンパイア ステート ビルに影響を受けてデザインしたとのことです。完成の翌年
1957 年には、アメリカ建築家協会の Award of Honor 受賞作となりました。
2 眺望
チャペル オブ ザ ホーリークロスの特徴は、建物のデザインだけではありません。
礼拝堂の中から眺める景色、礼拝堂の外から眺める景色、それぞれ、とてもおすすめです
。
まず、おすすめなのが、礼拝堂の中の大きな窓からの眺めです！ 大きな窓の前に置かれ
た「赤いガラス容器の中に灯されたロウソクの明かり」と、窓の外に広がる「レッドロッ
ク」と「青い空」のコントラストが素晴らしいです。また、時間帯がよければ、礼拝堂に
太陽の光の筋が差し込み、とても神秘的で、まるで、一枚の絵画のように感じます。
次におすすめなのが、礼拝堂の背後の景色です！ 礼拝堂の背後にはレッドロックが切り
立っています。これを直接眺めるのも、もちろん良いですが、礼拝堂の中から眺めると、
礼拝堂入り口のガラス越しにレッドロックを見ることができ、いつもとは少し違う綺麗さ
を感じることができます。
そして、最後におすすめするのは、やはり、礼拝堂外のテラスからの眺めです！ ４大ボ
ルテックスである「カセドラルロック」や「ベルロック」を眺めることができます。さら
に「コートハウスビュート」と呼ばれる奇岩、「赤ちゃんを抱えたマリアさま」のように
見える岩 など、まさに絶景と呼ぶにふさわしい眺めをみることができます。
3 ボルテックスパワー
チャペル オブ ザ ホーリークロスは、セドナの４大ボルテックスには含まれていません。
しかし、セドナ最大のパワーボルテックスとも言われる「カセドラルロック」のエネルギ
ーを、正面から受けている場所であり、ここも、大きなボルテックスパワーを持つと、多
くの人々に信じられています。
ここを訪れたことで、「悪かった体の具合が急に良くなったという人」、逆に「体調が悪
くなった人」（稀にボルテックスパワーで湯あたりのような状態になる方がいるそうです
。）、「優しいエネルギーが、泉のように溢れ出ていると感じた人」、「何か分からない
が、とても強い力を感じたという人」、人それぞれ感じ方は違いますが、強力なパワーを
貰うことができるのは、間違いないようです。
このように、チャペル オブ ザ ホーリークロスは、とても素晴らしいスポットです。しか
も、セドナ中心部から自動車で10分程度の距離にあり、駐車場から礼拝堂までは、整備さ
れた分かりやすい道がつながっています。若干急勾配な箇所もありますが、他のボルテッ
クスと比べると、とても歩きやすく、道端にあるサボテンなどを見つつ楽しみながら歩い
ていると、すぐに礼拝堂に到着します。
しかも、天気が悪い場合であっても、眺めは若干悪くはなりますが、礼拝堂の中でゆっく
りと神秘的な雰囲気を満喫したり、地下のお土産売り場（かなり品数が多いです）でショ
ッピングを楽しんだりすることができます。
体力や天候に左右されずに楽しめるスポットです。是非、訪れてみましょう！
